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No.65



Bone & Joint Research Update NEW!
No.67 December 2018

監修:折茂 肇/顧問:松本俊夫
編集:福本誠二/中島友紀/宗圓 聰/杉本利嗣/田中 栄/米田俊之


A4版・58頁
発行年:2018年12月14日


サンプルページ

当シリーズのコンセプト


分 野:骨・軟骨代謝を中心とした臨床と基礎研究の最新の成果を, 世界の最新論文の中から注目すべき論文を選択し,エッセンスにしてお届けするシリーズ(年3回[4月,8月,12月]発行)

構 成: 臨床的研究編(「病因・病態」「診断」「治療」「リウマチの臨床」)と 、 基礎的研究編(「骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白」「破骨細胞と骨吸収」「ホルモンとサイトカイン」「炎症・免疫と骨」等)に分類し、毎号30本を紹介しています

監 修:折茂 肇
(医療法人財団 健康院 理事長)
監 修:松本俊夫(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター長)
編 集:福本誠二(徳島大学 藤井節郎記念医科学センター 特任教授)

中島友紀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
       分子情報伝達学 分野長 准教授)

宗圓 聰(近畿大学医学部奈良病院 整形外科・リウマチ科 教授)
杉本利嗣(島根大学医学部内科学講座 内科学第一 教授)
田中 栄(東京大学大学院医学系研究科外科学専攻

      感覚運動機能医学講座整形外科学 教授)
米田俊之(米国インディアナ大学医学部 血液・腫瘍学部門 教授,
       大阪大学大学院歯学研究科 生化学教室 特任教授
       [非常勤])

 

歴 史:1996年「Bone Research Update」として創刊。 2004年、No.25より「Bone & Joint Research Update」と改名して現在に至る。

No.67 December 2018
目 次


【I. 臨床的研究】


A 病因・病態
  • 非大腿骨近位部骨折後に持続する超過死亡: 相対的生存率分析より
  • 非定型大腿骨骨折の発生率,危険因子,骨折治癒:多施設症例対照試験
  • 大規模死体コホートによる大腿骨近位端骨折関連因子の同定

B 診断

  • コルチゾル自律分泌の併存がある/ない副腎偶発腫瘍患者におけるコルチゾルおよび副腎アンドロゲンと海綿骨スコア(TBS)の関連
  • 骨折は部位にかかわらず,大腿骨骨密度の低下を加速させる
C 治療
  • ACTIVExtend:閉経後骨粗鬆症における18ヵ月間のアバロパラチドもしくはプラセボ投与後,24ヵ月間アレンドロネート投与の検討
  • 骨折リスクまたは併存症を有する骨粗鬆症患者の骨折頻度低減に対するテリパラチドの実臨床における有効性:4つの前向き観察研究の統合的解析
  • ランダム化二重盲検プラセボ対照第3相試験:24週での中間解析
  • エルデカルシトールはリン再吸収に対するFGF23抵抗性を誘導し,Hypマウスの骨の病的表現型を改善する
  • デノスマブ長期投与が閉経後骨粗鬆症患者の骨組織形態計測上の指標と石灰化に及ぼす影響
  • 海綿骨微細構造はデノスマブ治療中の閉経後女性における脆弱性骨折を予測しうる
  • ミノドロネート3年治療期間において,女性骨粗鬆症患者の血清ホモシステインレベルは腎機能障害の影響を受ける

C リウマチの臨床

  • 従来の合成疾患修飾性抗リウマチ薬で効果不十分な関節リウマチ患者を対象としたウパダシチニブの安全性および有効性(SELECT-NEXT):無作為化,二重盲検,プラセボ対照第V相試験
  • X線陰性体軸性脊椎関節炎患者の寛解を維持するためのアダリムマブ療法の継続対休薬の有効性と安全性(ABILITY-3):多施設無作為化二重盲検試験
  • 関節リウマチ患者の骨密度に対するグルココルチコイドの影響:システマティックレビューならびに無作為化比較試験のメタ解析
  • 関節,腸および皮膚の慢性炎症性疾患患者の大きなコホートにおける関節の骨の比較分析
  • メトトレキサート効果不十分の早期関節リウマチ患者におけるアダリムマブ+メトトレキサートまたはメトトレキサート単独継続療法による治療後の疾患活動性および構造的進行の予測因子

【 II . 基礎的研究】


A 骨芽細胞と骨・軟骨形成,骨基質蛋白
  • 骨細胞は酸素濃度を感知することによりスクレロスチンのエピジェネティック制御を介して骨量を調節する
  • FAM210Aは骨と筋の構造と強度を規定する新規因子である
  • 転写コアクチベーターYAP/TAZは骨芽細胞分化の異なるステージにおいて相反する効果をもつ
  • CD40リガンド共刺激の中和によりマウス椎体の骨形成が促進し骨量が増加した
B 破骨細胞と骨吸収
  • 骨格の血管内皮を標的とする骨量減少の防止
  • 可溶型RANKLは成獣マウスの破骨細胞形成に寄与するが,卵巣摘出に伴う骨量減少には影響を与えない
  • 選択的Srcファミリーキナーゼ阻害薬SU6656は骨代謝アンカップリングを介して骨量を増加させる

C 破骨細胞と骨吸収

  • ビタミンDはクロマチンリモデリング複合体BAFを変換することによりβ細胞を保護する
  • 最も効率よく骨折を治癒させるためには24R,5-水酸化ビタミンD3とそのエフェクター分子FAM57B2が必要である
  • DKK3に依存する転写制御は加齢による骨格筋萎縮を調節する
  • 視床下部による代謝と骨密度の制御はガラニン依存的である
  • PGC-1αはTAZの発現誘導を介して骨粗鬆症や骨格系の老化における骨格系幹細胞の運命決定と骨-脂肪のバランスを制御する
  • XLHのモデルマウスであるHypマウスにおける血中FGF23濃度の上昇は心肥大を惹起しない
【U.S.A. Hotline】(エッセイ)
中間選挙の向こう

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